ヌ梅毒(ばいどく)
1.原因
細菌の一種である梅毒トレポネーマ (Treponema Pallidum) に感染することが原因です。
2.感染経路
通常は性交やオーラルセックスなどの性的接触によって、血液・精液・膣分泌液を介して感染します。
また出産時に母子感染します。
血液にから感染するので、患者の血液が傷に触れると感染します。輸血でも感染は起こりえますが、現在はその危険性はないといって差し支えありません。
第二次大戦後間もない頃に輸血による感染事故がありましたが、現在の日本では安全な献血制度に切り替わっているため、輸血による感染の危険はありません。
3.潜伏期間
約3週間
4.主な症状
感染した後、3週・3ヶ月・3年・30年というように、3のつく期間を区切りとして病状が進行するのが特徴とも言われています。
約3週間後:第1期梅毒
性器、口唇、口の中、肛門など梅毒トレポネーマが進入した場所に、痛みのない膿(うみ)をもったしこりができます。
大きさは小豆大から人差し指の先ぐらいです。
また、太ももの付け根のリンパ節が腫れたりすることもあります(痛みはありません)。
1ヶ月程度で自然にこれらの症状は消えます。
しかしながら、治ったわけではなく体内に潜行して増殖は進みます。
約3週間後:第2期梅毒
・全身のリンパ節が腫れたりします。
・全身にバラ疹と言われる、大きさ1cm大ぐらいの赤い特徴的な発疹が出ます。
欧米人などの場合はバラ色の湿疹となるためこのような命名がなされているのですが、日本人の場合は(残念ながら?)さほどきれいな色にはなりません。
この発疹は痛みやかゆみなどの症状が出ないのも特徴です。何もしなくても自然に消えます。
・バラ疹が治まった後で、丘疹性梅毒疹と呼ばれる盛り上がった発疹が出ます。
・丘疹性梅毒疹が性器や肛門付近などにできると、白くただれてじくじくするようになります。
・発熱、倦怠感、頭痛、関節痛、扁桃腺の腫れ、声がれ、頭部脱毛などの症状がでる場合もあります。
前期潜伏梅毒(1年以内)
症状が治まりますが、1年程度は第2期梅毒の症状を再発する場合があります。
後期潜伏梅毒
数年間から数十年の間症状が出ません。また感染力もない時期です。
3年以降:第3期梅毒
・皮膚や内臓にゴム腫と呼ばれる硬い腫瘍ができ、内臓を破壊します。
10年以降:第4期梅毒
・脳や神経がに病変が及び頭痛、めまい、手足の感覚の消失、錯乱、人格障害、痴呆、運動障害などが起きます。
・脊椎に病変が及ぶ脊髄癆(せきずいろう)は足に激しい痛みの発作が起こり、歩行ができなくなったりします。
・心臓や血管が侵されると、梅毒性胸部大動脈瘤によって血管が破裂したり、心臓の弁が障害されたりします。
5.免疫はできません
過去に梅毒にかかったことがあっても、再度感染する危険があります。
6.対応はどうすれば・・・
・梅毒が疑われる場合はすぐ病院に行きましょう。
治療は第1期のうちに行う必要があります。それ以降になると治癒してもTPHA法による検査ではずっと陽性のままになってしまいます。
なので早いうちに治療することが重要です。
・検査に忙しくて行けないとか、やっぱり恥ずかしいという場合は、自分で検査する方法があります。
病院で診断するのと変わらない精度ですので、お勧めすることができます。
自分でできる性病検査について
性病の症状・治療・検査 Topへ
このページはあくまでも情報提供を目的とするもので、診断・治療などにおいて責任を負うものではありません。
wwebmaster @ benrinet . net
Copyright (C) 性病の症状・治療・検査 Web All rights reserved.