性病 | エイズ(AIDS)の症状・治療・検査

ヌエイズ/AIDS(HIV)

1.原因

Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス、HIVと略される)に感染することが原因です。

2.感染経路

鼻水・涙・唾液・汗にはほとんどHIVウイルスは含まれません。
そして、ある一定以上のウイルスが体内に入らないと感染しないため、通常の生活においてHIVに感染することはありません。
同じプールや風呂に入ったり、タオルを共用したり、鍋を一緒につついたり、ジュースを回しのみしたりしてもエイズにかかる危険性はありません。
HIVウイルスは非常に弱いウイルスで、水や食べ物や空気に触れると感染力を失うので、仮に一緒に鍋をつついている人の歯茎から出血があったとしても感染はしないのです。

(ただし、歯ブラシの共有はリスクがあり感染の危険性があります)
猫など他の動物のHIVウイルスは人間に感染しませんので、動物から引っかかれることによる感染を心配する必要はありません。
主な感染経路は3つのみとなります。

性的接触による感染
現在最も多く見られる感染の経路です。
精液や膣分泌液が粘膜との接触を通じて感染します。また口腔粘膜からも感染します。
一般に性交による感染率は0.1〜1%と低いのですが、肛門性交は危険性が高く膣性交での受け手に比べて、肛門性交の受け手の感染確率は約5倍にもなります。

いずれの場合でも、コンドームを正しく使用することにより感染を防ぐことが可能です。

オーラルセックスによっても感染することに留意する必要があります。HIVへの感染の危険が考えられる場合は、オーラルセックスをする場合でも正しくコンドームを使用する必要があります。

血液を介しての感染
・傷口に直接、エイズ患者の血液が触れてしまった場合。
・エイズ患者に使用した注射針を使いまわした場合。現在日本の医療現場においては注射針を使いまわすことはないため、通常は心配する必要はありません。
しかし、覚醒剤などの注射の際には、注射針を使いまわすケースもあり注意を要します。また、外国などでは今でも注射針の使いまわしを行っている国もあるようです。
・HIVを含んだ血液からの輸血からの感染は確率は低いものの、可能性はゼロではありません。現在国内の輸血用血液はHIVへの汚染を確認した後に、使用されることになっているため基本的には安全です。
しかし、HIVに感染した直後の約1ヶ月間程度はまだ抗体が充分に作られないため、血液検査をすり抜けてしまいます。このような血液からの感染の危険は考えられることです。
また、医療体制の整っていない国での輸血には充分な注意が必要です。

鴛齊q感染
妊娠中の胎盤からの感染と、出産時の出血により感染、母乳からの感染が考えられます。
特に出産時の出血は危険で、なんら対策をしない場合は30%程度の確率で感染します。
これらの対策としては、出産前からHIVの薬を投与したり、帝王切開による出産、粉ミルクを与えることなどでほとんど感染を防ぐことができます。

3.潜伏期間

人によっては、発熱や倦怠感などの風邪に似た症状が感染後、1〜2週間後に起きる場合もあります。
このような症状は見過ごされることがほとんどです。
大体において10年程度の長きに渡って、エイズという病気の特徴となる症状は出ません。

4.主な症状

10年ほどの潜伏期間を過ぎた後、「エイズ関連症候群」と呼ばれる症状が出現します。
体重の急激な減少、発熱、重い倦怠感、下痢、リンパ腺の腫れなどの風邪に似た症状が起こってきます。
症状が進むと、通常では病気を引き起こさない弱毒微生物や平素無害菌などが増殖し、日和見感染(ひよりみかんせん)と呼ばれる症状を引き起こすようになってきます。
ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎と以前は呼ばれていた)という重症な肺炎を引き起こしたり、カポジ肉腫という一種の皮膚ガンが日和見感染によって発生したりします。
また、中枢神経が侵されることによるエイズ脳症では認知症になったり、記憶喪失などの重篤な障害を引き起こします。

5.対応はどうすれば・・・

・エイズが疑われる場合は検査をしましょう。
現在の医学ではHIVウイルスを体内から除去することはできないのですが、治療によって発病を抑えたり、ほぼ普通に日常生活を送れるようになりました。
従って、HIVに感染したとしても、自暴自棄になることなく冷静に対処するべきです。
「自分がエイズになったら、他人にもうつしてやる」などというのはもっての他です。自分自身がエイズであることを自覚した上で、それを告知せずにコンドームをつけずに性行為を行い、感染させた場合には傷害罪が成立すると考えられます。
・検査はHIVへの感染が疑われるような行為の後、3ヶ月経過してから行う必要があります。
それよりも前だと、感染していても抗体ができておらず、検査結果では陰性になることがあるからです。
・検査目的での献血は絶対にやめましょう。
献血された血液がHIVに感染されているかは検査した上で、実際に輸血に使用しているのでエイズ検査を目的として献血しようとする人がいるかもしれません。
しかし、献血された血液が感染していても本人に通知されることは絶対にありません。これはエイズ検査を目的としての献血を防止するための措置です。
また、先ほどから述べているように、感染してから1ヶ月間程度は検査をすり抜けてしまう可能性があるため、他の人に感染を広めてしまう恐れがあります。
繰り返しになりますが、絶対に検査目的での献血はやめましょう。

6.検査はどこで受けるか

・保健所
無料でエイズ検査を実施しています。
匿名なので安心です。
基本的には検査日と結果の告知は別の日になりますが、保健所によっては即日に結果を教えてくれるところもあります。
また、夜間や週末に実施している保健所もあります。

厚生労働省HIV検査・相談マップ

こちらにて保健所を検索できますのでご利用ください。
どこの保健所に検査に行くかは自由で、自分の住んでいる最寄だけではなく夜間検査を実施しているところや、即日検査のある保健所を選ぶこともできます。
上記の厚生労働省HIV検査・相談マップは週末検査や即日検査、夜間検査の有無などで検索ができますので、非常に便利です。
・病院
検査は有料になります。匿名で検査を受けられるところもありますが、保健所では無料で検査を受けられますので、保健所に行くことをお勧めします。
・検査に忙しくて行けないとか、やっぱり恥ずかしいという場合は、自分で検査する方法があります。
病院で診断するのと変わらない精度ですので、お勧めすることができます。
自分でできる性病検査について

・下記サービスが提供されているため、相談してみるのもよいでしょう。
03-5259-1815
財団法人エイズ予防財団による相談ダイヤル

7.治療

残念ながら、完治させることはできませんが、エイズ治療薬を正しく服用することで、症状が出ることを抑えることができます。
糖尿病のような慢性病と同様に治療を続け、健康的な生活を心がけることで、普通に生活を送ることができるのです。
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